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KTGの「熱中症対策」

 今年の夏は例年以上に暑くなりそうです。そこで心配になってくるのが熱中症。実際に熱中症になったらどうすればいいのか、また、周りの人間はどう対応していけばいいのかを知り、心の準備をしておきましょう。


 熱中症とは、暑さによって体温が上昇し、体の調節機能が追いつかなくなってしまう状態のことを指します。これは誰にでも起こりうる症状であり、軽度なものから命にかかわる重症までさまざまです。


症状としては‥


1.    めまい、立ちくらみ

2.    手足が痺れる

3.    手足がつる、筋肉痛のような症状がある

4.    体がだるい、力が入らない

5.    頭痛、吐き気を感じる

6.    異常に汗が出る、まったく汗が出ない

7.    体温が上がる、皮膚が赤く乾いた状態になる

8.    まっすぐ歩けない、体が痙攣する

9.    意識がない、呼びかけに反応しない


熱中症の予防策


暑いところに滞在しない


 暑いところに長時間滞在しないことが一番。暑いところにいれば、どんな対策をしても熱中症のリスクは減らせません。

 体はタンパク質でできています。タンパク質は一定以上の温度に達すると変形(性質が変わること)し、機能が失われてしまいます。例えば、生卵を加熱すると固くなり、もう生卵には戻らないのと同じように、人の体でもタンパク質からなる臓器が熱で変形してしまえば、正常な働きができなくなります。

 熱中症予防のためには、まずは暑いところを避けて涼しい環境で過ごすこと。そして、最低30分おきに休憩をとり、水分摂取してください。「自分は体力があるから大丈夫」だとは思わないでください。


喉が渇く前に水分をとる


「喉が渇いたな」と思ったときにはもう遅いと思って水分をとりましょう。喉の渇きは、脱水が始まっているサイン。水分は、塩分・糖分が含まれたものがおすすめです。


体を冷やす


 体をしっかり冷やすグッズなどを使いましょう。保冷剤を入れて首に巻くスカーフ、水に濡らすと冷たくなる素材のタオルなどがおすすめです。



熱中症で体調不良になったら


1.    涼しいところへ移動させる

冷房の効いたクラブハウスへ移動させます。


2.    ウェアを脱ぐ、ゆるめる

汗で濡れたままのウェアを着ていると、体にこもった熱をスムーズに発散できません。脱いだり、ボタンを外したりして肌を露出させるようにします。


3.    体を冷やす

脇の下や足の付け根、首元に冷たいものを当てて体を冷やします。冷却剤や氷枕、氷嚢などを当ててください。体に水をかけて、うちわなどで風を送ることでも体温を下げることができます。


4.    水分をとる

水分を取れる状態であれば、スポーツドリンクなどの塩分・糖分が含まれたものを少しずつ飲ませます。少し休んで回復しなければ、病院に行くか、躊躇せずに救急要請をしましょう。スタッフに声を掛けてください。



まとめ


決して無理はせず、休む勇気も必要です。異変を感じたら、躊躇せずに周りに助けを求めてください。また、一人ひとりが、周りのみんなを注意して見ていてください。近くにいる人の様子がちょっとでもおかしいなと思ったら、声を掛けてあげてください。無関心が一番いけないと思うのです。メンバーみんなで力を合わせて暑い夏を乗りきっていきましょう。


2025年6月20日作成

参考資料:ファストドクター「熱中症とは?特徴・症状と治療法、予防策について解説」

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