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Tokio Kusajima

国登録有形文化財会席料理 二木屋

埼玉の誇る日本国登録有形文化財会席料理 二木屋。昭和10年築造の屋敷の主は自民党最初の内閣の厚生大臣小林英三氏。その屋敷をお孫さんが改装して1998年にオープンしたのが二木屋さんです。内装はまさに昭和初期にタイムスリップしたかのよう。昔のお家柄の良いお宅に迷い込んでしまった感が存分に味わえますw 何と高松宮もご来臨されたとか・・。KTGではM村ご夫妻がご贔屓にされているようで、さすがでございます。T田ご夫妻は結納の時にご利用されたとか。そんな重厚な歴史ある二木屋さんを今回紹介したいと思います。

場所は北浦和駅から徒歩8分。(駐車場は12台分ありますが、道が狭いし入れにくいので運転に自信がない方はクルマはやめた方がよいかもです。第一飲めないし・・)

北浦和公園を突っきって、高級住宅街の中を通っていきます。ちなみに北浦和公園って旧制浦和高校の跡地のようです。なんかこの辺り、何気にすごいですね!


立派な門構えを通り、いざ入店。スリッパに履き替えます。ミシミシと心地良い木の床の音を聞きながら通されたのは、二十畳ほどの部屋。子供の日に合わせて五月人形の骨董品がずらりと飾られています。畳ではなく絨毯が轢かれていて、全て椅子・テーブルです。この部屋はテーブルが5つ。その他奥の部屋にも同様の広さがあります。個室や洋館もあったりするので、おそらく15テーブルぐらいはある感じです。他の客人をチラっとみると、いかにも地元の名士といったようは人が数人、それと結納、記念日的な感じで来ている人たちでした。もちろん満席。予約なくして入れるお店ではありません。L字型の屋敷の中央には篝火のある庭があります。夜は火が焚かれて風情全開かもです。ここでは定期的に庭に舞台を設置し、薪能(たきぎのう)を実演するとのこと。すごい・・。


さて、お料理ですが、当たり前ですがとても上品で優しく美味しいです。休日ランチは6,000円〜2,4200円プラス7%のサービス料。僕はもともと昼は少食なので、6,000円コースで充分でした(写真は傘福コース)。

味に関して余計なコメントをすると消されるかもしれませんので控えますが、鹿児島ののざき牛を使った料理が他会席料理店との差別化ポイントで、ステーキかビーフシチューを選択できます。僕はビーフシチューを選択しましたが、めちゃくちゃ美味しかったです。口のなかで肉が完膚なきまでに溶けました。例えれば、鹿児島のめっちゃうまいとろっとろの豚角煮の牛版みたいな感じです。牛以外にも今回斬新だと思ったのが、直前に出たサラダ。大根の千切りに別途用意した海苔、からっからに乾かした鰹節、そしてなんと粉チーズ、これらをかけて梅のドレッシングでいただくのですが、チーズのアクセントがきちんときいていてとても美味しかったです。ド和食の中に粉チーズを持ってくるあたりの発想には脱帽しました。いずれにしましても、どのお料理も一手間二手間凝っています。技術の高さがうかがえます。

最後に何と料理長が挨拶に来てくれます。普通は来ないですよね・・。自信があるからでしょうか。でも腰の低いとても素晴らしい紳士でした。なんか感動しちゃいました。

味よし、器よし、内装よし、飾り物よし(季節によって変えています。特にひな祭りシーズンは華やかだとか)、お庭よし。つまりこの空間のトータルバランスがすばらしいです。あらためて日本人としてのアイデンティティに誇りを持てる場となりました。


6/24(土)21:00 テレビ東京の『アド街ック天国』で紹介されるそうです。アド街で紹介されるとますます予約が取れなくなりますので、その前に皆さま、是非一度埼玉県人の大人のたしなみとして足を運んでみてください!きっとご満足されることでしょう。でも決して一人では行かないでww


住所:さいたま市中央区大戸4-14-2

電話番号:048-825-4777

定休日:(おそらく)毎月末最後の週の月曜日

(お子様をお連れの場合は、Web予約時にその旨記載が必要です)




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